文法には囚われない

無題201566

「文章読本」谷崎潤一郎著

この本をよんで、まずは驚きました。何がって?それが、文章読本なのに文法はいらないのです!

これは、驚きですよね。さすがに天才です。文章は書き方ではなく内容であるということでしょうか?

やはり作者の鋭い感覚が読む側の感覚にまで及ぶものだということだと思います。

何を伝えたいかです!変化してゆく時代とともに自分ながらの考えや思想が、どう表現できるかなんですね。

極端に言えば、文体ですら自分の思うままに書けば良いということでしょう。ただし、その文章が、必ず素晴らしいとは限らないので、そこに心得がいるのです。鋭い感覚は鋭い感覚であるがゆえに共感をもたらすというように説かれてもいます。

いやはや、勉強になりました。

歌わない詩人、書かない小説家・・・・

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「新文章読本」川端康成作を読んでいます。

流石の文豪ですね。感覚が古臭い感じがしません。

~「歌わない詩人、書かざる小説家、というようなことを言うが、これは言葉の綾の上では言い得ても、実際は不可能なことである。」抜粋~例えばこの一部分を取っても内面と表現との葛藤が感じられるし、「小説は書かれて、はじめて小説として存在する」という表現されてこそ作者が存在するというような表現の自由を感じさせられます。すごく勉強になります。

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