2015年4月15日「俳句講座」
第六章:俳句歌留多について
歌留多とは
日本では万葉の昔から合わせ物と呼ばれるものがあり、その後、ポルトガルから今で言うカードが日本に伝来され、いろいろな様式で現代まで伝えられて来ているようです。
ですから語源はポルトガル語です。
●多くの歌留多は3種類に分類出来ます。
1歌かるた:和歌多く百人一首
2いろはかるた:こどもの言葉遊び
3俳句かるた:俳聖たちが江戸時代に広めた
ここで1の歌かるたとは現代の多くが藤原定家撰小倉百人一首のことです。また、俳聖とは、俳人であり、聖人である人のことで、主に松尾芭蕉のことです。他に一茶、蕪村などが有名です。
合わせ物は、日本特有の呼び名ですが、かるたの元であろうと言われています。歌あわせ、句あわせなどと呼ばれていたらしく歌留多のように上下の句に分けて、それぞれを合わせて楽しんでいたようです。