二月と言えば梅の花が咲く季節ですね。
梅は万葉の昔には桜よりも人気があり花と言えば梅のことを詠んだと言われています。
ここでは芭蕉が詠んだ梅の句を採り上げてみますが、芭蕉は江戸時代の方ですから梅とならんで桜が人気を博してきた時代に生きていた方です。
梅はちょうど立春の頃に咲く花なので、芭蕉の時代にはお正月の花として詠まれていますね。万葉の平安時代の歌人達もそんなお目出度いところに惹かれて宴を催していたのでしょう。こんな時代背景も面白いところです。
「盛なる梅にす手引風も哉・・・芭蕉」
今朝の一句でライブ動画で解説しておりますので、こちらをご覧ください。