今日は十五夜様ですね。一年の内で月が一番美しく見える仲秋の満月の日です。
東京は昼間は晴れていましたが夜の月は見られるでしょうか?
芭蕉の名句を鑑賞してみましょう。
今日は十五夜様ですね。一年の内で月が一番美しく見える仲秋の満月の日です。
東京は昼間は晴れていましたが夜の月は見られるでしょうか?
芭蕉の名句を鑑賞してみましょう。
今日は9月9日菊のお節句ですね。
菊の節句は重陽と言われ五節句のひとつ。最近はあまり盛んではありませんが菊のお祭りです。
この日は菊のお酒を飲んだり、栗ご飯を食べたりして、大人の雛祭りとも言われていたようです。
今日はお友達のお料理の先生土橋みゆきさんのお教室で美味しい重陽のお料理を頂きました。
栗ご飯美味しかったです。古代米を入れて、紅白のお目出度い栗ご飯でした。
体に良い無花果をサラダにしたり、那須のおしたしを作って、簡単で美味しいランチタイムでした。
菊のお酒も美味しいです。白い濁り酒に菊を入れて香りを出したお酒でした。
なんとなくおしゃれなお酒です。秋らしく無花果のビネガードリンクも頂きました。
これで夏の疲れが癒されると良いです。
きっと涼しくなる頃には、夏バテぎみの私も元気はつらつになるに違いありません。
秋になると秋刀魚が食べたくなりますね。
今年は海流の影響で秋刀魚が大漁のようです。昨年はあまり取れなかったので今年は嬉しいニュースですね。
ところで秋刀魚と言えば目黒の秋刀魚の落語が有名ですが、意外に新しい句材なんですよ。
これはあまり知られていないかも知れません。例えば芭蕉に秋刀魚の句は無いんですね。
それから子規にも見当たりません。
皆さんが良くご存知の有名な秋の句「秋深き隣は何をする人ぞ」という句がありますね。
これは芭蕉の句ですが、この句を秋刀魚の句と勘違いしていたのが、恥ずかしながら私でした!!!
「秋刀魚焼き隣りは何をする人ぞ」こんな句だと思い込んでいたのです。
ところが、江戸時代には秋刀魚はあまり食べられていなかったのです。ですから俳句の句材としても歳時記にあげられていません。
明治になってもまだ俳句では句材とされていないのです。
これは以外でしょう!!!
秋刀魚がそんなに新しい魚だったなんてビックリです。
そこで落語では目黒の秋刀魚が有名な訳です。これは、まだあまり食べられていなかったのでお殿様が偶然目黒で食べた秋刀魚が美味しかったという話しですから、やはり江戸時代にはまだ俳句の題材にはなっていなかったのです。
では、何時ごろから俳句で読まれているのでしょうか?
大正時代から昭和にかけて石田波郷が秋刀魚の句を残しています。「風の日は風吹きすさぶ秋刀魚の値」とう句が残されています。
秋刀魚は東京人にこよなく愛されて、大衆魚としてひろまり、現代では秋の代表的な魚のひとつですね。
芭蕉の句を勘違いして覚えていたのは、私の大きな間違いでした。