俳句界11月号「実力作家代表句競泳」に掲載されました6句をご紹介。
野苺の花
春雷に騙されたくて一人きり
つまずけば野苺の花手のひらに
ふらここに今年幾つの子の声か
知らずして忘れてならぬ夏がある
親鹿を真似て子鹿の草むしり
初夢の記憶の眠るDNA
http://www.bni-premium.com/news/
初めてBNIプレミアムチャプターに参加。
BNIとは世界最大級の異業種交流会だと聞きなんとなくどきどき!
これからどんな方々との新たに出会えるか、
木曜日の朝活が楽しみです。
芭蕉と旅
毎朝「今朝の一句」で松尾芭蕉の俳句をご紹介しておりますが、芭蕉は「人生は旅のようなものだ」といっています。
40才を過ぎたころから何度か有名な旅に出ます。
41才の時に「野ざらし紀行」を書いた旅にでます。故郷伊賀上野への門弟千里との旅です。
44才の時に「笈の小文」の旅、深川から伊賀上野を経て明石までの旅と言われています。
46才の時にはいよいよ有名な「奥の細道」の旅に出ます。深川の芭蕉庵から奥州、北陸を巡る旅です。
これらの3つの旅の紀行文が芭蕉の代表作と言われています。
「野ざらし紀行」では、野ざらしになって死ぬ覚悟の旅であったと記してあり、
「笈の小文」では、旅を楽しむ心境になれたと言っています。
そして、「奥の細道」で、これまでにないきつい旅を覚悟の出発であると言っているようです。
芭蕉は旅の俳聖と言われていますが、この代表される3度の旅で俳諧の道を広め、門弟を作ることも目的でしたが、むしろそれよりも旅そのものが、自然の心をとらえ、自分を見つめ、風雅の道を極める俳諧師としての己のための修業の場と考えていたようです。
秋は誰でも旅に出たくなる季節ですね。こんな季節には、芭蕉は、何故、旅の俳聖なのだろうかと自分なりに考え直してみるのもまた面白いかもしれません。
今朝の一句では、まだまだ松尾芭蕉の俳句をご紹介してゆきます。お楽しみに。
(2016・10・12)
10月9日お料理教室にお邪魔しました。
尾山台の素敵なお教室で手づくりの胡麻豆腐を作りました。
雪平鍋でつくる簡単な和食の逸品。
この季節は葛粉を使います。季節の変り目に風などひかないように健康に注意している日本人の知恵なんですね。
葛は秋の七草でもあるのでお馴染みですね。
他に、和食の山葵の炊き込みご飯やハーブのワインなどを頂きました。
雨上がりの世田谷で落ち着いた昼食会でした。
日本の季節感って味わい深くて懐かしいですね。優しい一時でした。
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