
2020年は俳句記念日7回目です。
毎回ボルテージを上げるために俳句の募集に目標を立てています。
第一回目に、初めての試みに誰が投句してくれるだろうかと不安でいっぱいだったにも関わらずご応募が100句を越えた時に、涙が出るほどうれしかったことを、決して忘れずに励みにして俳句記念日を広めていく毎年の目標にするため、その会の回数を100倍にして目標としています!
そこで、今回はVol7で700句が目標でした!
ところがこんなご時世にも関わらず何と833句のご応募があり、心から感謝しております。
毎年このあとの俳句記念日大賞を巡ってささやかなドラマが生まれます。人生悲喜こもごも、沢山の記念日俳句の一つ一つにいろんな思い出が詰まっています。
今年も8月19日を楽しみにイベントにお越し下さい。
コロナに負けずに素敵な俳句記念日を過ごしましょう。
百花 創刊新春号
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やっと出ました!
文芸誌「百花」文藝書房より
Amazonをはじめ、楽天や三省堂書店からも買えます。
文芸誌とあって詩歌のみに留まらない幅広いアンソロジーです。
「曇りのち晴れ」や「おしゃべりケーキ物語」などでお世話になった文藝書房さんからの
アンソロジーです。
私は勿論俳句で載ってま~す!
俳句575イベント第五回『切れ字って何』「けり」についての考察
11月24日(日)定例句会会場にて俳句575イベント第五回の勉強会を開催。
今回は切れ字の代表と言われる「や」「かな」「けり」の最後になりました。
「奥の細道」を題材に、芭蕉と曾良の俳句62句を考えてみました。
これまで問題になった「べし」や「也」「越し」についても自分なりの結論を見付けました。
どうやら芭蕉の時代から「去来抄」にもあるように、切れ字に関しては秘伝のような作句のコツで、あるとすればすべてが切れ字で無しとすればすべてに無いようなものだと述べているようです。”48文字(仮名文字のこと)すべてが切れ字”とまでも言っているようです。
江戸時代では革新的だっただけあって、定めなしと説いているところなど、未だに多くの日本人に愛されている偉人であることを思わせます。
今回私は切れ字なるものは既にたった3つで充分であること。
更には徐々に無くなって行っても良いものであろうというまとめに至りました。
俳句575第五回切れ字「けり」の考察
【2019年の抱負】
2019年は新たな時代の始まる年です。
これまでは自分たちとは違う世代が今の時代を背負い進んでいると考えていましたが
これからは、我ら昭和30年代の天皇の時代がきます。
まさに戦争を知らない初めての世代です。
いつまでも子供のように甘えていてはいけないですね。
私は両親が健在なので、夫や両親と家族を大切にして、自分の夢を実現出来るよう努力する年にしたいです。
これからも高齢者時代がつづき、人生100年時代と言われています。
そんな時代に、俳句の良さを広めて行くためには、これまで以上に、心の健康は脳の健康でもあり、俳句で脳を刺激することでアンチエイジング効果をもたらすのではないかと言われ始めていることを受け止めて、若々しく楽しい俳句作りを続けて行けたら幸いです。

夏目漱石ゆかりの地新宿区に新しく出来た「漱石山房記念館」へ行って来ました。
真新しい木の香りがするモダンな建築のおしゃれな建物で中では美味しいコーヒーが飲めるコーナーもあります。
常設されている漱石の書斎の再現にはぎっしりと書籍が積まれていました。
ここで漱石は猫を可愛がりながら多くの名作を生んだのかと思うと不思議な気がします。
古風な硯や机がとても印象的です。
さすがに日本の誇る文豪の書斎だなァ~と感心しました。

館内には日の当たる白いカフェスペースがあって美味しい引き立てのコーヒーがいただけます。
折角なので頼んでみると黒猫の紙カップにオリジナル豆の挽きたてコーヒーが良い香りを漂わせながら出て来ました。
ほっとする落ち着いたモダンな空間です。
漱石の俳句
月に行く漱石妻を忘れたり
人に死し鶴に生れて冴え返る
菫(すみれ)ほどな小さき人に生れたし
帰ろふと泣かずに笑へ時鳥(ほととぎす)
安々と海鼠(なまこ)の如き子を生めり
若葉して手のひらほどの山の寺
腸(はらわた)に春滴るや粥の味
若草や水の滴る蜆籠
肩に来て人懐かしや赤蜻蛉
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夏目漱石(1867年~1916年)
国民的文豪・夏目漱石は新宿区で生まれ育ちました。
誕生の地は牛込馬場下横町(現在の喜久井町1番地)
漱石が晩年の9年間を過ごした早稲田南町の旧居は「漱石山房」と呼ばれていました。
その跡地に「漱石山房記念館」があります。
代表作「三四郎」「それから」「門」「彼岸過迄」「こころ」「道草」「明暗」など多数
明暗を連載中に未完のまま大正五年1916年に49歳で死去。
(2018・6・16)
角川2017年版俳句年鑑「おしゃべりHAIKUの会」紹介掲載
支えられ松の齢の緑尚 上野貴子
夏雀レゲエの音符置いて跳ね 山本佐和子
ぶり大根味しみるまで針仕事 齋田友紀子
段葛春の初めに纏振る 広田洋一
葉桜は終わりに非ず始めなり 郷 芭行
扇風機今でも使う母のもの 古村英二
縁側にサンダル並べちりんちりん 土橋みゆき
風のない部屋に風鈴ひとり静か 山口美里
空割って作れる大地春の雷 麻 鳥

2017年1月22日の初句会が下高井戸の旭鮨で開催されました。
いつものメンバーに新メンバーを加えての楽しい句会でした。お鮨も美味しく頂き、御目出度く乾杯が出来て、とても幸いで~~す。