ネット句会

インターネット句会

インターネットの画面上での選句ページコーナーから、5句まで自由に選句して頂き、「おしゃべりHAIKUの会」へ選句返信して頂くだけで、句会に参加出来ます。毎月おおよそ月末にまとめ集計し、翌月の10日前後に結果コーナーに点盛り(集計)の結果が発表されます。

テレビレッスン「エンジョイ俳句ライフ」毎月第二水曜日に開講。
毎月のネット句会の結果を丁寧に解説。
ミニ講座では俳句入門レッスン。


インターネット句会へのこだわり

この句会では、インターネットを使い投句や選句、そして、選評まで簡単に出来ます。自由にご参加下さい。(ペンネームや匿名も受け付けます。)

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※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。
季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。



今月の投句 (5月7日更新・夏の戦 )

 

1湯呑み替え戴きものの新茶汲む
2新茶汲むペリドットの粒愛でるよに
3一人旅タクシー麦の秋に入る
4麦の秋ここは絵の中本の中
5麦秋のバス停ひとり佇みぬ
6コイン入れペットボトルの新茶買ふ
7太文字で産地表示の新茶かな
8麦の秋風が目となり耳となり
9入相の鐘を遠くに遍路笠
10国語の飛び交ふ小江戸麦の秋
11新茶汲む今日のひと日のはじまりに
12ぼうたんの雨滴を纏ふ色の綺羅
13木漏れ日はスッポトライト著莪の花
14コロナ禍を一人たんたん句集編む
15麦秋の風は夕ぐれ波の音
16新茶入れ濃茶好みの夕餉前
17縁起良く新茶の香る朝一番
18計り売り茶所からの新茶の香
19空を背に風に追われて麦の秋
20葉桜やお喋り止まぬ下校生
21トーマスが口笛を吹く麦の秋
22クッキーが焼ける頃なり麦の秋
23田舎から一筆添えた新茶かな
24植木屋に母が汲みたる新茶かな
25ガタゴトと乳母車ゆく麥の秋
26旧き顔寄りて仏間に新茶の香
27一人寝の軒先覗く夏の月
28山に雲汽笛は高し麦の秋
29麦の秋鉄路錆びゆく駅舎跡
30田の神へ御神酒捧げて麦の秋
31祖母宅へ子たち預ける麦の秋
32仏前へ新茶ですよと手を合わす
33新茶淹れ今日一日の幕が開く
34文机の雑誌めくるや初夏の風
35サンドイッチはフランスパンや麦の秋
36老舗茶屋新茶の香り漂へり
37公園を駆け抜けて行く若葉風
38麦の秋遠くに響く暮の鐘
39配達を終へしバイクや麦の秋
40麦の秋水回廊の美術館
41麦の秋郵便バイク畦を行く
42麦の秋大河に風の吹き抜けて
43新茶くみインコに空の青きこと
44麦秋の緑野ふちどる十勝かな
45夏めくや稜線雨にぬれている
46夏立つやインコぱたぱた走る音
47薫風や小波たゆたふ養鯉場
48新茶淹れ脆く蒼き日懐かしみ
49古丹波の渋みを添えて新茶汲む
50満ちて尚くちびる乾く麦の秋
51夜に産まれ新茶芽朝日に透きとほる
52病室に新茶の香あり施術決む
53麦の秋ビタミンカラー地に満ちて
54三川の一つになりて麦の秋
55和室なきマンションに飲む新茶かな
56縁談の話は新茶注(つ)いでから
57金色と緑の麦秋ラプソディー
58突として千畳敷の穂麦かな
59麦熟れて野に子鬼らのかくれんぼ
60新茶越しホッコリ美味いと言う二人
61新茶古茶見て見ぬ夫のおおらかさ
62新茶摘み 指を染めをり 厨かな
63向日葵の 首をもたげて同じ向き
64新緑の ぽこぽこ盆を 伏せゐたる
65奥飛騨の雪と新緑 混じりたる
66鈴蘭の背の低き株 実の赤き
67麦秋や建設進むハイウェー
68上り待つ下り電車や麦の秋
69ドクターイエロー過る鉄橋麦の秋
70大袈裟な壺にて届く新茶かな
71地下街や鼻をくすぐる新茶の香

 


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6月の兼題【紫陽花】&【さくらんぼ】(5月31日〆切)

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【夏の戦5・6・7月】


★6月の兼題(5月31日〆切。)

紫陽花
日本の梅雨を代表する花。花の色が移りゆくことから七変化とも。傍題に、七変化、四葩。額紫陽花、額の花は別季題となります。

【さくらんぼ
やや黄味がかったみずみずしい赤い実が、二つに分かれた細く長い柄の先に垂れてるのは、何とも可憐です。佐藤錦が人気。


※他に、当季雑詠、自由題でも可ですが季節ごとの勝ち抜き戦であることをご了承下さい。5句投句5句選句です。 


<先句に学ぶ>

     紫陽花や紫尽きて浅緑
                    正岡子規

    家にゐることがいちばんさくらんぼ
                    
   飯島晴子


【春の戦これまでの兼題】

★2月の兼題(1月31日〆切)【初音】【薄氷】
★3月の兼題(2月28日〆切)【初蝶】【青き踏む】

★4月の兼題(3月31日〆切)【沈丁花】【石鹸玉】

【夏の戦これまでの兼題】


★5月の兼題(4月30日〆切)【麦の秋】【新茶】 

他に、当季雑詠、自由題でも可、5句投句5句選句です。
 
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2020年のこれまでの兼題

【秋の戦の兼題】

★8月の兼題(7月31日〆切。)【天の川】【蛍】
★9月の兼題(8月31日〆切。)【霧】【萩】
★10月の兼題(9月30日〆切)【秋高し】【小鳥】

【冬の戦の兼題】

★11月の兼題(10月31日〆切。)【凩】【神の留守】
★12月の兼題(11月30日〆切。)【山眠る】【賀状書く】
★1月の兼題(12月31日〆切。)【御降り】【寒椿】   



4月の結果(春の戦第三ステージ)

七点句

針の目もひかりも影も針供養        伊藤はな

 

六点句

風を追ひ風に追はれて青き踏む       龍野 ひろし

棟上げの祝詞に負けぬ初音かな       青山好男

 

五点句

初音かも御陵までの一里塚         辻 雅宏

 

四点句

蹲踞に松葉閉じ込め薄氷          辻 雅宏

薄氷をまたぎ始発の駅に入る        井上悦男

初音して机上明るくなりにけり       矢野敬和

 

三点句

明日また晴れるといいなシャボン玉     上野貴子

沈丁花まだ渡さずにある手紙        上野貴子

春の陽が車夫の背中で一眠り        青山好男

青き踏む勇気りんりんカレーパン      宇田川 せいち

初蝶の羽風に空は動かざり         山本佐和子

真っ直ぐに雲の先まで青き踏む       上野貴子

薄氷の閉ざす気泡にある重み        伊藤はな

下萌や五百羅漢に破顔あり         水野幸子

病床の父に届きし初音哉          青山好男

熊野への祈りの道の初音かな        宇田川 せいち

       

二点句

沈丁の香れる祖父の軍手かな        矢野敬和

石鹸玉遠き昭和へ吹きにけり        矢野敬和

沈丁花まだ買い手見つからぬ家       宇田川 せいち

図書館に続く坂道丁字の香         伊藤はな

二階より百の夢舞ふしやぼん玉       井上悦男

子の夢を乗せて宇宙へしやぼん玉      辻 雅宏

天真青初音の主の飛び立てり        山本佐和子

初音して手水のつうと垂れ落ちぬ      山本佐和子

きらめきをひらり初蝶翻す         上野貴子

青き踏む散歩の犬もはしゃぎけり      矢野敬和

踏青や鳩は首ごと歩みよる         山本佐和子

耳澄ます大地の鼓動青き踏む        龍野 ひろし

初蝶や汽笛の届く丘のカフェ        井上悦男

つかの間の晴れ間を愛でて青き踏む     原田けい子

青き踏むポケットに夢ふくらませ      宇田川 せいち

初蝶や少女らうふふうふふのふ       井上悦男

幸福の使者の如くに初蝶来         矢野敬和

初音背に大海原の魚見かな         神長 誉夫

初音して教師授業を中断す         矢野敬和

鶯の忍び音洩らす杉木立          阿部 文彦

空海も初音聞きしか札所寺         宇田川 せいち

薄氷の閉ざす気泡にある重み        伊藤はな

薄氷を押せばゆっくり動き出す       矢野敬和

薄氷や底に広がる小宇宙          龍野 ひろし

 

一点句

沈丁や開け放れたる大広間         井上悦男

シャボン玉吹く子の顔に弾けけり      阿部 文彦

教会へミモザの波のアプローチ       水野幸子

沈丁の香に通されて客間まで        辻 雅宏

沈丁の開く音して匂ひけり         辻 雅宏

昼時を告げる鐘の音桜散る         広田洋一

しやぼん玉はじけて孫の恋終はる      辻 雅宏

花冷えや背中丸めし猫二匹         青山好男

雨空に香り濃くせり沈丁花         広田洋一

大きな輪一振りしては石鹸玉        広田洋一

公園は球技禁止や石鹸玉          広田洋一 

つくる人壊す人をり石鹸玉         山本佐和子 

路地裏のどこかで香る沈丁花        上野貴子

きのふけふ桜咲けども君見ずや       青山好男

七色の光を弾く石鹸玉           龍野 ひろし

からっぽの蒼に我もとシャボン玉      神長 誉夫

沈丁や史劇の舞台となりし街        神長 誉夫

沈丁や向田邦子読み返す          井上悦男

沈丁花おもひ悩むも楽しさう        山本佐和子

シャボン玉墓石にあまた陽のはじけ     水野幸子

しゃぼん玉叱られたこと忘れましょ     宇田川 せいち

つまらない事が気がかり沈丁花       上野貴子

しゃぼん玉吹いて子供の国つくる      矢野敬和

目玉焼きたこ焼きどら焼きシャボン玉    原田けい子

枝毎に声を掛けたき木の芽晴        広田洋一

沈丁や終わらぬ祖母の手毬唄        神長 誉夫

今生の刹那の命しゃぼん玉         伊藤はな

きゅうきゆうと砂を吐く音浅蜊闇      伊藤はな

車窓より望む山裾忘れ雪          阿部 文彦

教会のステンドガラス風光る        水野幸子

青き踏むどこまでもこの丘のあれ      上野貴子

初蝶の黄のひらひらと見失なう       水野幸子

東屋の軒借る庭師青き踏む         山本佐和子

スカーフは黄色に決めて青き踏む      井上悦男

病巣も我の欠片と青き踏む         神長 誉夫

踏青や五桁となりぬ万歩計         辻 雅宏

踏青や光膨らむ堰の水           龍野 ひろし

花文字の「楽」の一文字雛の夜       伊藤はな

踏青や淡き光のパステル画         龍野 ひろし

帯結ぶ鏡の中に初音かな          土橋みゆき

薄氷や優しき風の吹き抜くる        龍野 ひろし

空褪せて車輪音たて薄ごおり        上野貴子

我が家まで杜の初音の届きけり       山本佐和子

薄氷やかわりばんこに子の笑顔       龍野 ひろし

気構えを手水の薄氷我に問ふ        神長 誉夫

呟きに返事さながら初音かな        山本佐和子

くぐもりの心映して氷面鏡         伊藤はな

薄氷を割れば光を放ちけり         龍野 ひろし

曙光染む病窓開く初音かな         神長 誉夫

薄氷の池さざ波を拒みけり         井上悦男

二礼して拍手打たず聴く初音        宇田川 せいち

初音かなつまみ菜分けて貰ひをり      井上悦男

初音して手水のつうと垂れ落ちぬ      山本佐和子

うすらいの草葉携え動きけり        阿部 文彦

初音聞き生まれし娘も三十路かな      原田 けいこ 

鶯の忍び音洩らす杉木立          阿部 文彦

天真青初音の主の飛び立てり        山本佐和子

薄氷に秘密閉ざして池眠る         原田 けいこ

 

 


六点句

風を追ひ風に追はれて青き踏む       龍野 ひろし

針の目もひかりも影も針供養        伊藤はな

棟上げの祝詞に負けぬ初音かな       青山好男


五点句

初音かも御陵までの一里塚         辻 雅宏


四点句

蹲踞に松葉閉じ込め薄氷          辻 雅宏

薄氷をまたぎ始発の駅に入る        井上悦男

初音して机上明るくなりにけり       矢野敬和


三点句

青き踏む勇気りんりんカレーパン      宇田川 せいち

初蝶の羽風に空は動かざり         山本佐和子

真っ直ぐに雲の先まで青き踏む       上野貴子

薄氷の閉ざす気泡にある重み        伊藤はな

下萌や五百羅漢に破顔あり         水野幸子

病床の父に届きし初音哉          青山好男

熊野への祈りの道の初音かな        宇田川 せいち

 

二点句

青き踏む散歩の犬もはしゃぎけり      矢野敬和

踏青や鳩は首ごと歩みよる         山本佐和子

耳澄ます大地の鼓動青き踏む        龍野 ひろし

初蝶や汽笛の届く丘のカフェ        井上悦男

つかの間の晴れ間を愛でて青き踏む     原田けい子

青き踏むポケットに夢ふくらませ      宇田川 せいち

初蝶や少女らうふふうふふのふ       井上悦男

幸福の使者の如くに初蝶来         矢野敬和

初音背に大海原の魚見かな         神長 誉夫

初音して教師授業を中断す         矢野敬和

鶯の忍び音洩らす杉木立          阿部 文彦

空海も初音聞きしか札所寺         宇田川 せいち

薄氷の閉ざす気泡にある重み        伊藤はな

棟上げの祝詞に負けぬ初音かな       青山好男

薄氷を押せばゆっくり動き出す       矢野敬和

薄氷や底に広がる小宇宙          龍野 ひろし



一点句

青き踏むどこまでもこの丘のあれ      上野貴子

初蝶の黄のひらひらと見失なう       水野幸子

東屋の軒借る庭師青き踏む         山本佐和子

スカーフは黄色に決めて青き踏む      井上悦男

病巣も我の欠片と青き踏む         神長 誉夫

踏青や五桁となりぬ万歩計        辻 雅宏

踏青や光膨らむ堰の水           龍野 ひろし

花文字の「楽」の一文字雛の夜       伊藤はな

踏青や淡き光のパステル画         龍野 ひろし

きらめきをひらり初蝶翻す         上野貴子

帯結ぶ鏡の中に初音かな         土橋みゆき

薄氷や優しき風の吹き抜くる        龍野 ひろし

空褪せて車輪音たて薄ごおり        上野貴子

我が家まで杜の初音の届きけり       山本佐和子

薄氷やかわりばんこに子の笑顔       龍野 ひろし

気構えを手水の薄氷我に問ふ        神長 誉夫

呟きに返事さながら初音かな        山本佐和子

くぐもりの心映して氷面鏡         伊藤はな

薄氷を割れば光を放ちけり         龍野 ひろし

曙光染む病窓開く初音かな         神長 誉夫

薄氷の池さざ波を拒みけり         井上悦男

二礼して拍手打たず聴く初音        宇田川 せいち

初音かなつまみ菜分けて貰ひをり      井上悦男

初音して手水のつうと垂れ落ちぬ      山本佐和子

うすらいの草葉携え動きけり        阿部 文彦

初音聞き生まれし娘も三十路かな      原田 けいこ 

鶯の忍び音洩らす杉木立          阿部 文彦

天真青初音の主の飛び立てり        山本佐和子

薄氷に秘密閉ざして池眠る         原田 けいこ

 

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★ネットテレビ「俳句TV」から毎月点盛りの結果発表
https://www.youtube.com/channel/UCxvCKp1aE7_pAWNsjr_czQQ

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。
季感が明らかにずれている俳句の投句はお断りしておりますことご了承下さい。


    ~~~勝ち抜き戦の結果・春の戦~~~


   針の目もひかりも影も針供養・・・7点  

立夏も過ぎましたが今回は春の戦の最終回の結果です。コロナ禍の巣ごもり疲れにピッタリの早春の句が勝ち抜きましたね。おめでとうございます。なんと緊急事態宣言の延長という最悪の事態ですが、めげずに夏の戦に挑みましょう。
                         (春:2月~4月)



~~~今月の選評~~~

春の陽が車夫の背中で一眠り

ぽかぽかとした春の陽が、車夫の背中に当たっているのだろう。それを一眠りとした擬人化が良い。気持ちよく眠っているのは、春の陽の方なのだ。面白い句である。

★ネット句会への投句(5句)& 選句(5句)
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★6月の兼題(5月末日〆切)
紫陽花】と【さくらんぼ】
他に、
当季雑詠、自由題でも投句可能とし、5句投句5句選句です。

※ネット句会では当季雑詠自由題もしくは、兼題での投句を受け付けております。季感が明らかにずれている俳句の投句は季節ごとの勝ち抜き戦のためお断りしておりますことご了承下さい。

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【今月のワンポイントレッスン】

【おしゃべりHAIKU勉強会より】2021年5月

 「や」「かな」「けり」の切れ字についてこのコーナーでは「奥の細道」に視点を当て勉強してきました。今回は5月八十八夜が過ぎて新茶の季節です。そこで芭蕉の詠んだ新茶の俳句を見てみましょう。
 

 駿河路や花橘も茶の匂ひ・・・芭蕉

   木隠て茶つみも聞や時鳥・・・芭蕉  

この2句が見つかりました。芭蕉は「新茶」という季語ではあまり句を残していないようです。「茶の匂い」と「茶つみ」という季語で2句のみですね。

 今の暦の上でも「八十八夜」は春で「新茶」は夏の季語となり季節の変り目であることと、新茶とは実は年に何回かあり、この時期のものを特に一番茶といい珍重されたので、現代では「新茶」が夏の季語として沢山俳句に詠まれています。

 今回上げた2句はどちらも切れ字「や」を使っています。上五の最初の句は効果的に「駿河路」を呼んでいますね。場所がはっきり際立って茶所であることが解ります。

 けれども二番目の句は中七に「や」がありこれでもう夏が来たのだという季節の移ろいを際立たせているのですが、疑問にも読み取れます。茶つみも聞いたであろうか?という意味なのかも知れませんね。解釈がどちらにも採れてしまいます。

 「や」はリズムも良くインパクトが強いので切れ字では一番効果的で芭蕉も多く使っていますが、この句の場合のように、解釈が何通りかに考えられる場合があります。たった17文字なので読者にゆだねるという意味では、それで良いのでしょうが、時代の違いで印象が変わる場合があるので難しいです。        

                               (2021年令和三年四月 上野貴子)

「俳句TV」ミニ講座下記より
★過去番組ページはこちら http://uenotakako.com/?post_type=haikutv
                                  


【ネット句会後記】

春の戦が終わりました。最終ステージでは高得点句が少なく、一点句が大勢を占めました。十人十色を実感しました。夏の戦は第2ステージとなります。兼題の紫陽花はこれまで数多の句が詠まれていますから詠みやすそうで難しい季語に思います。これ以外でも仲夏ならではの季語での投句をお待ちしています。 選句の中から一句の感想を是非お寄せ下さい。 
                             (2021年令和三年五月 辻 雅宏)


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俳句

歳時記ブログ:桜

歳時記ブログ:桜

 

花見の行事と結びつき文学や絵画に多く登場し、古くから農作業開始の目安として親しまれてきた。今では東京では染井吉野が代表的。

平安時代以降、花と言えば桜のことで、春の代表的な花とされている。

花盛り、花明り、花影、花時、花の雨、花の山、花の昼、花の雲、花の宿、花埃、朝桜、夕桜、夜桜、若桜、老桜。

 

さくらさくら齢忘れて花盛り・・・貴子

 

 

歳時記ブログ:立春

歳時記ブログ:立春

 

陽暦では2月4日頃、節分の翌日にあたる。

暦の上ではこの日から春となる。

季節を定めるために重要とされ用いられてきた陰暦の二十四気七十二候が基準となる。

この日までが寒と言われ、厳しい寒さの中にもかすかな春の兆しが感じられる。

 

春はじめ今年は何をはじめよか・・・貴子

 

 

歳時記ブログ:新年

歳時記ブログ:新年

 

新しい年。一年の初め。

あたりの風景も人の心も、一種あらたまった感じがするのが不思議である。

年始、新玉、年明く、年改まる、年来る、年迎える、などと言う。

 

ビルを抜け朝陽の昇る年はじめ・・・貴子

 

 

 

歳時記ブログ:冬

歳時記ブログ:冬

 

立冬から立春の前日までを冬と呼ぶ。

11月7日頃から2月3日頃までに当たる。

陽暦では11~1月。

三冬は、初冬、仲冬、晩冬の称。九冬は冬期九十日間のこと。

冬帝は冬の漢名。冬の道、冬の家、島の冬、庭の冬、冬畳など種々配して用いる。

 

人生の迷路に悩み冬の道・・・貴子

 

 

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