2017今月の草花

11月  柿

渋柿が列車見送る田舎町

 

【鮭】

秋も深まりもう11月です。11月になるとすぐに暦の上では冬が来ますね。今年はこれまでの年よりも気温の変化が激しくすでに真冬なみに寒い日がありました。少しこの先が心配な気候です。
そんな11月がはじまりますが、こんな時期には日本では鮭が美味しい季節となります。鮭は「秋味」とも言われていて秋刀魚が美味しい初秋のころから少しずつ出回り秋刀魚よりも後の12月にも美味しいと言います。
産卵期には大群をなして川をさかのぼる姿が壮観です。昔は石狩川などでは、その時期に川に棒を立てると、密集した鮭の大群に支えられて、倒れることなく棒が直立したまま川を上って行ったと言われているくらいです。
鮭はよく「鮭は銚子かぎり」と言われていました。これも秋の魚の秋刀魚と同じですね。鮭の方は、いまでも殆どが国産だと言われる秋刀魚に比べて輸入ものが多く、種類もさまざまです。この頃は生でお鮨でも美味しいですね。キングサーモンが日本でもポピラーな食材として家庭でも食べられるようになって、気軽に生でも食べれるようになりました。
生で食べられる鮭では、近年輸入量が急増しているのがサーモントラウトと言う種類だそうです。これは国内でも養殖されていてかなり人気のようです。
面白いですね。鮭と言えばやはり秋から冬に暖かな鍋に入れって食べる石狩鍋や三平汁が最高ですが、お鮨のネタに生でも食べられるようになって、季節を越えて一年中おいしいお魚となっていますね。
それでもやはり、これからが日本では鮭の本番といったところでしょう。塩じゃけや新巻鮭など、そのままの生より、少し加工した保存の効くものがやはり昔は重宝とされてきました。俳句でも江戸時代には詠まれていますが、俳句以前の万葉集などには、やはりあまり詠まれていないようです。北の国からはなかなか美味しいままの生で京の都まで運ぶのは難しかったのでしょう。文献では乾鮭として多少登場しているようですが、和歌、連歌にはお題としては見当たらないようです。
季節感が失われつつ現代とは裏腹に、万葉の昔には珍しい貴重な魚だったのですね。まさに北の味ですね。
一年中見かけるとは言え、やはり日本の秋の魚として今でも美味しい鮭は、お料理の仕方もかなり豊富で、本当に日本人に好まれいます。初秋の頃に沖合で獲れる未成熟の稚魚「時知らず」など国産の脂の多いものは人気も値段も高い傾向です。人工的な大量生産よりも、秋に大群となって獲れる鮭の味を自然保護の観点からも見直したいものですね。

 

 

2017年12月24日 | カテゴリー : 今月の草花 | タグ : | 投稿者 : takako

uenotakakoの俳句TV「俳句日記&朗読」ライブ終了。

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2015年11月11日「俳句日記&朗読」過去番組UPしました。
昨日は十年日記を俳句でご紹介。そして「柿」のミニエッセイを朗読。
勿論、今月のテーマ「落葉」のお話もありま~~~す。
もう紅葉から落葉の季節ですね。早いものです。

http://www.ustream.tv/channel/uenotakakonomytv