ネット句会

インターネット句会

インターネットの画面上での選句ページコーナーから、5句まで自由に選句して頂き、「おしゃべりHAIKUの会」へ選句返信して頂くだけで、句会に参加出来ます。毎月おおよそ月末にまとめ集計し、翌月の10日前後に結果コーナーに点盛り(集計)の結果が発表されます。

テレビレッスン「ネット句会の予習復習」添削あり毎月第二水曜日に開講。
毎月のネット句会の結果を丁寧に解説致します。


インターネット句会へのこだわり

この句会では、インターネットを使い投句や選句、そして、選評まで簡単に出来ます。自由にご参加下さい。(ペンネームや匿名も受け付けます。)

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今月の投句(7月9日更新)

雨蛙信号無視のど根性
レインボー眺め寝そべり雨蛙
沖見やる若き水主(かこ)を打つ黒南風
雨上がりひょこひょこ飛ぶは雨蛙
原宿や店の軒端に雨蛙
雨蛙目と目が合って不意に跳ね
黒南風や水疱瘡に藥塗る
伏す犬の鼻過る雨蛙
黒南風やウォーキングデットが家にいる
ずんずんと迫る黒南風ホラーかな
黒南風ですぐに錆びたる三輪車
どこにある海月の骨の夜に光る
黒南風に天井の龍睨みけり
黒南風や拍手二つ金毘羅宮
高きよりここに居るよと雨蛙
お見舞へ庭の紫陽花手折る母
手も服も染めゆすらうめ食むる子ら
黒南風の忍び入る築五十年
潮粒に銀の鱗の梅雨かいず
ハンケチのなまえひらがな色焦する
黒南風や歯医者の予約忘れたい
まいまいと雨の輪が淋しさ誘ふ
一人っ子の留守居の友や雨蛙
エイサーの声がふくらむ映画館
紫陽花の雨の深さに眠りつく        
雨降れば甘露の極み花つつじ         
夏めてジーパンの裾折り返す         
花は葉に故郷(さと)の便りをしまい込む   
人影も露店もまばらまばら花は葉に      
葉桜の葉のみずみずし朝の道         
王義之の清書を終えて古茶を注ぐ       
濡れし紫陽花の見送る無人駅         
葉桜を夜汽車が輝らす甲斐の里        
今日明日は畳を友に花疲れ          
花疲れされど夕飯待つ家族          
万歩計の示す五桁や花疲れ
黒南風のなまぬるく去りひとつ星          
風車止まりたいのにまた吹かれ        
目の前を3段跳びの雨かえる         
葉桜の道を押し行く車椅子          
いつみても光ってをりし雨蛙         
フライパン古茶を焙じて菓子作り
夫説く葉桜指してわびとさび
香りよりこくある古茶のよかりけし
古茶新茶違いわかるは夫のみ
古茶淹れて旧知の友と句の談義
花は葉に故郷(さと)の便りをしまい込む  
捜査本部電話睨(ね)めつけ古茶含む    
花は葉にサナトリウムの空きベット
まだ香る古茶は小分けに冷蔵庫
古茶を汲み推理小説眠れぬ夜
枝に葉に保護色活かし雨がへる
雨蛙鳴くまい明日はゴルフゆえ
黒南風の立ちて烏の騒ぎける
雲現れて黒南風わたる鳰の湖
黒南風に高き波立つ浜辺かな
葉桜の匂い吸い込む散歩道
無駄という人には無駄で古茶新茶
古茶だからこそ味深い茶飯炊く
夏の風雲の扉を吹き抜けて
葉桜を美味しそうだと狙う母
今日より古茶となりなほ甘く濃く
忍び音の偲び逢ひかなほととぎす

 


一覧から5句選句し内1句に選評をお書き下さい。集計は月末〆。メールの方は下記より

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6月の結果

三点句

エイサーの声がふくらむ映画館        鈴木正美 
雨降れば甘露の極み花つつじ         山本佐和子
夏めてジーパンの裾折り返す         山本佐和子
花は葉に故郷(さと)の便りをしまい込む   小南彩乃 

二点句

人影も露店もまばらまばら花は葉に      辻 雅宏 
葉桜の葉のみずみずし朝の道         辻 雅宏
王義之の清書を終えて古茶を注ぐ       小南彩乃
濡れし紫陽花の見送る無人駅         齋田友紀子
葉桜を夜汽車が輝らす甲斐の里        齋田友紀子
今日明日は畳を友に花疲れ          小南彩乃
花疲れされど夕飯待つ家族          小林美穂
万歩計の示す五桁や花疲れ          辻 雅宏
風車止まりたいのにまた吹かれ        辻 雅宏

一点句

目の前を3段跳びの雨かえる         楠 順子
葉桜の道を押し行く車椅子          辻 雅宏
いつみても光ってをりし雨蛙         楠 順子
フライパン古茶を焙じて菓子作り       土橋みゆき
葉桜の枝から落ちる毛虫かな         小林美穂
捜査本部電話睨(ね)めつけ古茶含む     小南彩乃
花は葉にサナトリウムの空きベット      小南彩乃
古茶だからこそ味深い茶飯炊く        土橋みゆき
花びらの肩から落ちる夕まぐれ        山本佐和子
家路へはタクシー拾ふ花疲れ         辻 雅宏
かざぐるまおとぎの国へ風と供        齋田友紀子
樹木医のポンと打ちたる老桜         渡辺春生
きらきらと白無垢を祝ぐ花吹雪        山本佐和子
囀や四国巡りのひとり旅           渡辺春生
どの駅の桜カバンに忍び込む         山本佐和子
ブランコや街を踏み切り空へ跳ぶ       小南彩乃
ぐずる子をあやすすべあり風車        辻 雅宏
庭祠守るがごとく落椿            齋田友紀子
花種を蒔き外国に赴任せり           渡邉 春生
場所取りをする君既に花疲れ         小林美穂
つる伸ばし潮風に耐え豆の花         上野貴子
 

  
(細かい点に間違いが生じる場合がありますことをお詫びいたします。)

「俳句TV」毎月第二水曜日夜8時から「ネット句会の予習復習」&添削指導あり番組配信
 
https://www.facebook.com/haikutv/


~~~俳句名人戦2018年・夏の戦~~~

6月の勝ち抜き句

エイサーの声がふくらむ映画館・・・3点句
雨降れば甘露の極み花つつじ・・・3点句
夏めてジーパンの裾折り返す・・・3点句
花は葉に故郷(さと)の便りをしまい込む・・・3点句

~~~~~~~~~~~~~~~~~

今年は梅雨が短かったせいか夏らしい句が勝ち残りました。来月は猛暑の予報ですが
どうなりますか?(夏:5月~7月投句)


   ~~~今月の選評から~~~

エイサーに声がふくらむ映画街

沖縄地方ではお盆の季語になる「エイサー」の声が「ふくらむ」という表現に新鮮味を感じました。近年は沖縄を舞台にした映画も多く、地元の盛り上がりが目に浮かぶような句だと感じました。

俳句

「小さな芽」

小さな芽 作上野貴子(東京都区現代俳句協会35周年記念句集)

角出せば春がはじまる小さな芽

ものの芽にいつもこの後雨が降る

時々シャーペンの芯替える菜種梅雨

考えて考えあぐね蜃気楼

プリズムの中小走りにぺんぺん草

編みかけた草の冠白詰草

幼馴染みんな一緒でさくら草

隠れん坊いつしか忘れ春ショール

たんぽぽの丘まで届く浜の風

永遠と夜空へ記す花こぶし

咲けば散る人は花待ち友を待つ

姉のあと妹がはしる花の下

 

2018年桜の句

2018年桜満開の4月です。

今日は1日エープリールフールですが、桜吹雪が舞い、まるで幻のようです。

<桜の名句抜粋>

さまざまのこと思い出す桜かな・・・・・芭蕉

花の雲鐘は上野か浅草か・・・・・芭蕉

まさをなる空よりしだれざくらかな・・・・・富安風生

したたかに水をうつたる夕ざくら・・・・・久保田万太郎

山又山山桜又山桜・・・・・阿波野青畝

風に落つ楊貴妃桜房のまゝ・・・・・杉田久女

さきみちてさくらあおざめゐたるかな・・・・・野沢節子

桜咲きらんまんとしてさびしかる・・・・・細見綾子

<2018年上野貴子作>

花陰と翁を待つは芭蕉庵

花雲に酔って関口芭蕉庵

束の間を惜しまず桜咲き満ちる

この桜芭蕉翁なら何と詠む

散ることを花は知らずに花明り

桜吹雪風の吹くとも吹かずとも

泣き顔は見せず桜の散るほどに

 

2018年4月1日 | カテゴリー :

諸家自選5句掲載2018角川年鑑

菜の花のかき起こされて忘れ雨

花吹雪家まで一緒肩の上

浮き草の浮き葉浮き舟水濁る

はぐれずに夫の後を蛍狩り

いるはずの誰かがいない終戦日

 

2018年版角川俳句年鑑に掲載の上野貴子5句。

 

2017年12月25日 | カテゴリー :

秋の七草

秋の七草の季節ですね。

秋はそこはかとなく寂し気で野山の草花が美しく哀れを誘います。

七草あげてみましょう。

萩、尾花、撫子、葛の花、女郎花、藤袴、桔梗

桔梗は昔は朝顔だったと言われますね。

秋の七草を俳句に読んでみました。

萩の花分け入り拝む鎌倉路
雲はやくどこまでゆくの花芒
撫子の小さな小犬見つめてる
藤袴背高のっぽの谷の淵
葛の花甘く香るは土手の下
女郎花夕陽に染まり暮れなずむ
色紙の一枚弾く花桔梗

どれも風流で秋らしいです。

(2017・9・2)

 

七夕の句

2017年の七夕は楽しいイベントが幾つも続きました。

七夕のそうめん流しやカジュアル茶会などにも出席。なかなか味わえない素敵な七夕でした。

 

七夕の句

短冊の糸のからまる天の川

七夕に結ぶ帰らぬ夢の後

太陽に七夕舟の雲と去る

七夕竹お茶席の真ん中に

星の河散りばめられて平茶碗

(2017・7・26)

これまでの紫陽花の句

六月になり、どこか雲が定まらない空模様ですが、梅雨入りはまだのようです。
こんな季節には紫陽花の花が他の花に比べて一段と美しく見えます。何句かこれまでの句を抜粋してみますね。

紫陽花に弾けて雨の四分音符
紫陽花に片目のままの達磨坂
馴初めは紫陽花までの六ヶ月
紫陽花の額の内なる花の蕊
紫陽花に出鼻くじかれ隠れ傘
雲を着て紫陽花硬く色含む
学舎の門へ湖畔の紫陽花路
葉に染まり紫陽花の珠まだ莟
池の淵嵐と朽ちる額紫陽花
紫陽花の昨日の姿はや忘れ
                      
                    (2017・6・7)

 

新緑の鎌倉

新緑の鎌倉

時計台鎌倉の旅が始まる

新緑の鎌倉巡り靴疲れ

古鳥居礼して潜る木下闇

夏山の迫る社の謂れ聞く

朱の鳥居稲荷神社に不如帰

常磐木の落葉踏み締め鎌倉路

三日月の夜空の広く生ビール

(2015年新緑の鎌倉)

桜・2017

2017年の桜は東京では予想よりも3日早く咲き始めました。

その後は、あまりお天気の日が続かず「花冷え」「花の雨」「花曇り」といったところです。

それでは、これまでの「桜」の名句を鑑賞してみたいと思います。

どなたでもご存知の有名な句が多いですね。

●「花」を詠んだ名句

さまざまなこと思ひ出す桜かな      芭蕉

泣に来て花に隠るゝ思ひかな       蕪村

夕ざくらけふも昔に成にけり       一茶

ちるさくら海あをければ海へちる   高屋窓秋

まさをなる空よりしだれざくらかな  富安風生

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ    杉田久女

山又山山桜又山桜         阿波野青畝

ざらざらと櫛にありけり花ぼこり  阿部みどり女

夜桜やうらわかき月本郷に      石田波郷

したたかに水をうちたる夕ざくら 久保田万太郎

夕桜あの家この家に琴鳴りて    中村草田男

花あれば西行の日とおもふべし    角川源義

なぜここにゐるがふしぎな花筵   能村登四郎

 

 

花と言えば桜

もうすぐ桜の季節がきます。

俳句では花と言えば「桜」を言います。

勿論、春の季語ですね。

今日は桜の俳句を探してみました。お花見の前の参考にされて下さい。

さまざまの事おもひ出す桜かな・・・・・松尾芭蕉

花に遠く桜に近しよしの川・・・・・与謝蕪村

散る桜残る桜も散る桜・・・・・良寛

さきみちてさくらあをざめゐたるかな・・・・・野澤節子

したゝかに水をうちたる夕ざくら・・・・・久保田万太郎

夜桜やうらわかき月本郷に・・・・・石田波郷

桜散る散るを現の船出とし・・・・・上野貴子

 

 

 

青葉抄H28年

青葉抄  平成二十八年

花水仙白波寄せる浜臨む
去年今年忘れてならぬこと多し
初雪を垣根に咲かせ朝が来る

母の後幼の残る花菜畑
春はじめかすかな風に鳥目覚め
父の背を越せぬ娘に梅の散る

朝夕な桜夜桜花吹雪
すみれ草木立の影に朝陽受け
満開の極みをとどめ花の雨

藤棚の下に夕陽の影落ちる
蝶かしら光の色か昼ひなか
五月晴風を真っ正面に受けて

初夏の風水平線を引き寄せて
蕗の葉の見る見る開く虫の屋根
獅子頭二重の鳥居奥に坐す

梅雨時雨傘もささずの道祖神
紫陽花の水滴弾く四分音符
夕焼けに明日は天気と夕鴉

木漏れ陽を溢れて止まぬ蝉時雨
夕顔に陽の暮れかねて風も無し
支えられ松の齢の緑尚

朝顔のしぼんで迫る晴れた空
榾の先塩辛とんぼすまし顔
水たまり秋を見つけて飛び跳ねる

暁に蟋蟀一匹草の主
馬ならず人も花野に歩を止める
泣く声の止んで幼のお萩食む

青さんま北の脂に火の粉飛ぶ
尾花伸び水濁るほど川の鳴る
朝風と隠れん坊して小鳥来る

ひかりへと寄り添っている冬木立
ワイパーに枯葉の積もる路線バス
染まる葉のひと葉ひと色鷹の空

2016年12月24日 | カテゴリー :
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