ネット句会

インターネット句会

インターネットの画面上での選句ページコーナーから、5句まで自由に選句して頂き、「おしゃべりHAIKUの会」へ選句返信して頂くだけで、句会に参加出来ます。毎月おおよそ月末にまとめ集計し、翌月の10日前後に結果コーナーに点盛り(集計)の結果が発表されます。

テレビレッスン「ネット句会の予習復習」添削あり毎月第二水曜日に開講。
毎月のネット句会の結果を丁寧に解説致します。


インターネット句会へのこだわり

この句会では、インターネットを使い投句や選句、そして、選評まで簡単に出来ます。自由にご参加下さい。(ペンネームや匿名も受け付けます。)

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今月の投句(5月8日更新)


今日明日は畳を友に花疲れ
朝日浴び反射反転かざぐるま
花びらの肩から落ちる夕まぐれ
家路へはタクシー拾ふ花疲れ
小田原を守る天守に見送られ
花疲れされど夕飯待つ家族
インスタのいいね見届け花疲れ
かざぐるまおとぎの国へ風と共
樹木医のポンと打ちたる老桜
きらきらと白無垢を祝ぐ花吹雪
バスを待つ肩にふわりと八重の舞
摘み草の土産ふくらむ旅カバン
風車の祈り託すや地蔵尊
囀や四国巡りのひとり旅
どの駅の桜カバンに忍び込む
飛花落花散るいずれもの桜色   

ブランコや街を踏み切り空へ跳ぶ
唄ひ舞ふ君に酔い痴れ花疲れ
折り紙で作るは姪の風車
増上寺お地蔵さまと風車

万歩計の示す五桁や花疲れ
立ち寄りの足湯に癒す花疲れ
風車止まりたいのにまた吹かれ
ぐずる子をあやすすべあり風車
急行は駅を飛び飛び緑濃く
春ショール笑む口元を隠しつつ
庭祠守るがごとく落椿
花種を蒔き外国に赴任せり

花疲れ銭湯行ってリフレッシュ

 

一覧から5句選句し内1句に選評をお書き下さい。集計は月末〆。メールの方は下記より

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4月の結果

七点

学食の野菜タンメン春の色        宮川 夏

六点 

夜を往くトラックの先初茜        小南彩乃

五点 

雪しろの音を枕に眠る夜         小南彩乃 

四点 

天神の山へ逃げよと豆を撒き       今関一郎
幸はひの色惜しみなく福寿草       辻 雅宏 

三点

行きつけのバーに一枝梅の花       辻 雅宏
紅梅を見上げチャリ漕ぐ通勤路     土橋みゆき
幾日も野仏洗ふ菜種梅雨         辻 雅宏
梅が香に長い気うつの晴れにけり     小南彩乃
POPにも福福しさよ福寿草      山本佐和子
金盞花息切れしそうな浜の風       今関一郎
初茜二礼二拍手一礼す          辻 雅宏

二点

菜種梅雨のせいにして家事放棄     土橋みゆき
黄昏る海苔粗朶の影舟の影        上野貴子
めきめきと二分咲きの梅プラモめく   山本佐和子
爪を切る夕べの迫る春はじめ       上野貴子
雪しろや真白き月の溶けかかる     山本佐和子
ひたひたと棚田下り来る雪濁り      辻 雅宏
雪しろの流れのままに古希迎え     齋田友紀子
福寿草追いかけ追いかけここはどこ?   小南彩乃
深酒やカーテン越しに初茜       土橋みゆき
盆栽に朔日草の小宇宙          上野貴子
抱きたる三方重し副の豆         今関一郎
両親の長寿を願い福寿草         小林美穂
つくばねの嶺より生るる初茜       辻 雅宏
名残り雪今更何を繰り返す        上野貴子

 
一点

種袋さらさら鳴らし子ら走る      齋田友紀子
満開の花に天地の身際なし        上野貴子
琴の音の匂うようなり菜種梅雨      小南彩乃
宿主の無いヤドカリは春の浜      山本佐和子
強東風に揺るる力士の幟かな       辻 雅宏
煮え切らぬ男と歩く菜種梅雨       辻 雅宏
東風に乗り届く小荷物祖母の味噌    土橋みゆき
強東風が雲魂残し静寂かな       齋田友紀子
引越しの荷物急かして菜種梅雨     土橋みゆき
菜種梅雨のせいにして家事放棄     土橋みゆき
山桜咲急ぐなと里の雨          今関 一郎
菜種梅雨乱歩の作に手が伸びる      小南彩乃
くちなしの花の散る辺に小雨かな    山本佐和子
光琳をかどわかせしや宵の梅       石堂達也
雪しろや妬み嫉みも流れ去る      土橋みゆき
梅枝に目を奪われて足そぞろ       上野貴子

めきめきと二分咲きの梅プラモめく   山本佐和子
春遠し野島の灯台アンコ見ゆ       今関一郎
福寿草なんと芽出度きなまへかな     辻 雅宏
警蹕(けいひつ)の声聞こえたり初茜   小南彩乃
拝む手に希望を照らす初茜       土橋みゆき
三方抱き四方に撒きし節分祭       今関一郎
めがねして光まばゆし福寿草      山本佐和子
 

 


(細かい点に間違いが生じる場合がありますことをお詫びいたします。)

「俳句TV」毎月第二水曜日夜8時から「ネット句会の予習復習」&添削指導あり番組配信
 
https://www.facebook.com/haikutv/


~~~俳句名人戦2018年・春の戦~~~

4月の勝ち抜き句

学食の野菜タンメン春の色
・・・7点

今月は春の句の最終戦です。高得点ですね。大学生の頃を思い出すような楽しい句に人気が集まりました。次回からは夏の戦が始まります。長い夏の戦いはどうなることやら楽しみですね。
(春:2月~4月投句)


   ~~~今月の選評から~~~


煮え切らぬ男と歩く菜種梅雨

何か、真実味があって、愉快。
その後は、どうなったのか、心配です。

俳句

「小さな芽」

小さな芽 作上野貴子(東京都区現代俳句協会35周年記念句集)

角出せば春がはじまる小さな芽

ものの芽にいつもこの後雨が降る

時々シャーペンの芯替える菜種梅雨

考えて考えあぐね蜃気楼

プリズムの中小走りにぺんぺん草

編みかけた草の冠白詰草

幼馴染みんな一緒でさくら草

隠れん坊いつしか忘れ春ショール

たんぽぽの丘まで届く浜の風

永遠と夜空へ記す花こぶし

咲けば散る人は花待ち友を待つ

姉のあと妹がはしる花の下

 

2018年桜の句

2018年桜満開の4月です。

今日は1日エープリールフールですが、桜吹雪が舞い、まるで幻のようです。

<桜の名句抜粋>

さまざまのこと思い出す桜かな・・・・・芭蕉

花の雲鐘は上野か浅草か・・・・・芭蕉

まさをなる空よりしだれざくらかな・・・・・富安風生

したたかに水をうつたる夕ざくら・・・・・久保田万太郎

山又山山桜又山桜・・・・・阿波野青畝

風に落つ楊貴妃桜房のまゝ・・・・・杉田久女

さきみちてさくらあおざめゐたるかな・・・・・野沢節子

桜咲きらんまんとしてさびしかる・・・・・細見綾子

<2018年上野貴子作>

花陰と翁を待つは芭蕉庵

花雲に酔って関口芭蕉庵

束の間を惜しまず桜咲き満ちる

この桜芭蕉翁なら何と詠む

散ることを花は知らずに花明り

桜吹雪風の吹くとも吹かずとも

泣き顔は見せず桜の散るほどに

 

2018年4月1日 | カテゴリー :

諸家自選5句掲載2018角川年鑑

菜の花のかき起こされて忘れ雨

花吹雪家まで一緒肩の上

浮き草の浮き葉浮き舟水濁る

はぐれずに夫の後を蛍狩り

いるはずの誰かがいない終戦日

 

2018年版角川俳句年鑑に掲載の上野貴子5句。

 

2017年12月25日 | カテゴリー :

秋の七草

秋の七草の季節ですね。

秋はそこはかとなく寂し気で野山の草花が美しく哀れを誘います。

七草あげてみましょう。

萩、尾花、撫子、葛の花、女郎花、藤袴、桔梗

桔梗は昔は朝顔だったと言われますね。

秋の七草を俳句に読んでみました。

萩の花分け入り拝む鎌倉路
雲はやくどこまでゆくの花芒
撫子の小さな小犬見つめてる
藤袴背高のっぽの谷の淵
葛の花甘く香るは土手の下
女郎花夕陽に染まり暮れなずむ
色紙の一枚弾く花桔梗

どれも風流で秋らしいです。

(2017・9・2)

 

七夕の句

2017年の七夕は楽しいイベントが幾つも続きました。

七夕のそうめん流しやカジュアル茶会などにも出席。なかなか味わえない素敵な七夕でした。

 

七夕の句

短冊の糸のからまる天の川

七夕に結ぶ帰らぬ夢の後

太陽に七夕舟の雲と去る

七夕竹お茶席の真ん中に

星の河散りばめられて平茶碗

(2017・7・26)

これまでの紫陽花の句

六月になり、どこか雲が定まらない空模様ですが、梅雨入りはまだのようです。
こんな季節には紫陽花の花が他の花に比べて一段と美しく見えます。何句かこれまでの句を抜粋してみますね。

紫陽花に弾けて雨の四分音符
紫陽花に片目のままの達磨坂
馴初めは紫陽花までの六ヶ月
紫陽花の額の内なる花の蕊
紫陽花に出鼻くじかれ隠れ傘
雲を着て紫陽花硬く色含む
学舎の門へ湖畔の紫陽花路
葉に染まり紫陽花の珠まだ莟
池の淵嵐と朽ちる額紫陽花
紫陽花の昨日の姿はや忘れ
                      
                    (2017・6・7)

 

新緑の鎌倉

新緑の鎌倉

時計台鎌倉の旅が始まる

新緑の鎌倉巡り靴疲れ

古鳥居礼して潜る木下闇

夏山の迫る社の謂れ聞く

朱の鳥居稲荷神社に不如帰

常磐木の落葉踏み締め鎌倉路

三日月の夜空の広く生ビール

(2015年新緑の鎌倉)

桜・2017

2017年の桜は東京では予想よりも3日早く咲き始めました。

その後は、あまりお天気の日が続かず「花冷え」「花の雨」「花曇り」といったところです。

それでは、これまでの「桜」の名句を鑑賞してみたいと思います。

どなたでもご存知の有名な句が多いですね。

●「花」を詠んだ名句

さまざまなこと思ひ出す桜かな      芭蕉

泣に来て花に隠るゝ思ひかな       蕪村

夕ざくらけふも昔に成にけり       一茶

ちるさくら海あをければ海へちる   高屋窓秋

まさをなる空よりしだれざくらかな  富安風生

花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ    杉田久女

山又山山桜又山桜         阿波野青畝

ざらざらと櫛にありけり花ぼこり  阿部みどり女

夜桜やうらわかき月本郷に      石田波郷

したたかに水をうちたる夕ざくら 久保田万太郎

夕桜あの家この家に琴鳴りて    中村草田男

花あれば西行の日とおもふべし    角川源義

なぜここにゐるがふしぎな花筵   能村登四郎

 

 

花と言えば桜

もうすぐ桜の季節がきます。

俳句では花と言えば「桜」を言います。

勿論、春の季語ですね。

今日は桜の俳句を探してみました。お花見の前の参考にされて下さい。

さまざまの事おもひ出す桜かな・・・・・松尾芭蕉

花に遠く桜に近しよしの川・・・・・与謝蕪村

散る桜残る桜も散る桜・・・・・良寛

さきみちてさくらあをざめゐたるかな・・・・・野澤節子

したゝかに水をうちたる夕ざくら・・・・・久保田万太郎

夜桜やうらわかき月本郷に・・・・・石田波郷

桜散る散るを現の船出とし・・・・・上野貴子

 

 

 

青葉抄H28年

青葉抄  平成二十八年

花水仙白波寄せる浜臨む
去年今年忘れてならぬこと多し
初雪を垣根に咲かせ朝が来る

母の後幼の残る花菜畑
春はじめかすかな風に鳥目覚め
父の背を越せぬ娘に梅の散る

朝夕な桜夜桜花吹雪
すみれ草木立の影に朝陽受け
満開の極みをとどめ花の雨

藤棚の下に夕陽の影落ちる
蝶かしら光の色か昼ひなか
五月晴風を真っ正面に受けて

初夏の風水平線を引き寄せて
蕗の葉の見る見る開く虫の屋根
獅子頭二重の鳥居奥に坐す

梅雨時雨傘もささずの道祖神
紫陽花の水滴弾く四分音符
夕焼けに明日は天気と夕鴉

木漏れ陽を溢れて止まぬ蝉時雨
夕顔に陽の暮れかねて風も無し
支えられ松の齢の緑尚

朝顔のしぼんで迫る晴れた空
榾の先塩辛とんぼすまし顔
水たまり秋を見つけて飛び跳ねる

暁に蟋蟀一匹草の主
馬ならず人も花野に歩を止める
泣く声の止んで幼のお萩食む

青さんま北の脂に火の粉飛ぶ
尾花伸び水濁るほど川の鳴る
朝風と隠れん坊して小鳥来る

ひかりへと寄り添っている冬木立
ワイパーに枯葉の積もる路線バス
染まる葉のひと葉ひと色鷹の空

2016年12月24日 | カテゴリー :
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