万葉の花は梅だった?!?

【万葉の花は梅だった?!?】
 
おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
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令和二年二月もはや中旬ですが
令和の命名で梅花の宴の
万葉集がもてはやされていますね。
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今年も梅の花には令和の想いが
宿っているように感じられます。

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梅と言えばお目出度い
松・竹・梅
とも言われていて
初春の花ですが
現代ではお正月は1月で
立春からが新年ではないので
実際に梅の花の咲く姿を見るのは
やはり今頃ですね。
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昨年からご紹介してきた万葉集の歌の他に
面白い歌を見付けましたので
今回はこちらをご紹介致します。
「人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香に匂ひける」
百人一首にある紀貫之の有名な歌です。
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この歌の意味は「いやみをおっしゃるあなた様の方は、
さあどうかしら心の中は解りませんが、昔なじみのこの里では、
梅の花は確かに昔のままの香りで咲きにおっていますね。」
こう歌っています。
ここに出て来る梅とは、歌の中では花のことです。
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俳句では花と言えば桜ですね。
この歌は万葉の奈良時代のものですから
当時の人は、桜よりの梅を好んでいました。
ですからこの歌は香りがとても良いという事が
内容に含まれているので
桜ではなく梅と解釈されています。
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有名な京都の紫宸殿の左近の桜右近の橘の
桜も昔は梅であったと言われているそうです。
紫宸殿は平安神宮にありますから
奈良時代のものという訳で
いつしか梅が桜となったのですね。
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梅は昔からとても香りが良く
俳句では「梅が香」という季語があるくらいです。
春のお目出度い花には
良い香りがしてぴったりだったのでしょう。
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その初めは中国の唐から
渡来してきたものですが
シーボルト博士によって
日本名「ムメ」は
そのままの学名とされたように
ウメは日本の花として
早春を彩る代表花となっています。
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今回は令和にちなんで和歌を
ご紹介致しましたが
梅は花のあとに実になり
梅干しとして日本人の食卓には
無くてはならないものと成っています。
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桜が咲くまでの早春を
梅の花と祝おうではありませんか。
野山が暖かくなる日が
待ちどおしいですね。
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