風の色が見えますか?

【風の色が見えますか?】
おはようございます。
俳句作家の上野貴子です。
寒さ暑さも彼岸までと言いますが
今日は秋分の日でお彼岸の仲日です。
この日を過ぎると
そろそろ秋らしく爽やかな風を感じるでしょう。
この頃は夏が長いために
いつになったら秋なのか
まったくわかりませんね。

 



それでもやはり 日本では台風が通り過ぎるたびに 秋らしくなると言います。
自然災害が出来るだけ少ないことを
この頃は本当に願いますが
夏が終わり秋が来る前には台風がきます。
台風は昔は野分と言いました。
今でも俳句では台風のことを「野分」と言います。
野分は野の草花を左右に分けるように
横倒しにしてしまうほどの強い風のこと。
勿論、雨を伴います。
野分という呼び名は目に見える嵐を
解りやすく名前としていますね。
この他にも
風には多くの呼び名がありますが
夏にふく「緑風」や「黒南風」「白南風」
その他に秋になると「金風」という名前もあります。
こうして見ると
風には実は色があるようです。
日本特有の考え方でしょうか。
漢詩にも風の色が出て来るようです。
春は青、夏は朱、秋は白、冬は玄
というように季節を色で表しています。
秋の風は日本では金色の豊作のイメージで
田んぼが一面に実っている光景を
目に浮かべますね。
また、秋は白いとされている
陰陽五行説は日本にも伝わっていて
古くから日本でも
秋を白とした詩歌が少なくありません。
金色か白色か
あなたはどちらに見えますか?
ここでまたややこしいことに
秋には色が無い
という考えがあります。
これは、秋の野山には
風が吹く様子は見えないけれども
確かに秋のひびきを持つ風ということで
色なき風と言うのです。
俳句でも良く秋の季語として
「色なき風」を詠んでいます。
俳句では、華やかではなく艶が無い意味ですが
乾いた風には色がないのでしょうか。
難しいですね。
そもそも「風の色」が見えるか?
という所から
本当は難しいですよね。
あなたは風の色が見えますか?
風に季節を感じる心は
誰でも持っているし
それを表現する術も
人は話すことが出来ますから
必ず持っているはずです。
こんな、忘れかけていた言葉磨きに
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