【令和なだけに大和ごころ】

【令和なだけに大和ごころ】

五月になり時代はとうとう令和ですね。
平成は長いようで短いような
目まぐるしい30年でした。

令和は美しいみどりの風に乗って
いったいどんな時代になるのでしょうか。

 

まずは令和という命名で
万葉集が脚光を浴びていますね。

私もこの機会に
恥ずかしながら万葉集を読み返してみました。

勿論、梅花の宴を何とか読もう
ということで
現代語訳付きで詠んだのですが
何となく現代にも通じる日本人のこころが
読み取れる気がしました。

風流な中に
侘び寂びに繋がる精神でしょうか。
どこかに哀愁を感じます。

この「梅花の宴」にある有名な歌人の歌をご紹介しますね。

   春さればまづ咲くやどの梅の花
       ひとり見つつや春日暮らさむ

これは山上憶良の歌です。
この日の梅の宴での梅をよんでいますね。
春になると真っ先に咲くこの家の梅の花を
ただひとり見ながら春の日を暮らすとしようか。
という意味の歌です。

もう一首ご紹介しましょう。

   我が園に梅の花散るひさかたの
        天より雪の流れ来るかも

これは大伴旅人の歌です。
この方は大伴家持の父と言われています。
わが家の庭に白梅の花が散っている。
これは大空から雪が降り流れ来るのであろうか。
という意味の歌です。

万葉の頃には
日本では花見と言えば
梅や桃、それに菊であり
是也の花の花びらを杯に浮かべて
長寿を祝ったと言われています。

今の様に桜のお花見が流行ったのは
江戸時代になってからなのですね。
そんなわけでしょうか。
万葉集の中には
春秋を比べれば
春よりも秋が美しいという歌があります。
額田王(ぬかたのおおきみ)の歌ですが
他にもどうも江戸時代以前には
風流な話題としては
秋が好まれていたようです。

ちょっと面白いですね。
桜が品種改良で今のような
染井吉野の並木道や公園などで整えられて
春と言えば花
花と言えば桜
と言われていますが
やはり万葉の昔はそうではなかったらしいです。

秋の風情や哀れさを日本人は好んでいたのでしょう。
それとも
収穫の秋の祝いが
自然の目覚めよりも
より豊かに祝うべき季節だったのでしょうか。
四季折々の変化のある国の
知られざる歴史ですね。

令和の新時代には
そんな、これまで忘れていた
日本人のこころ
大和ごころを
もう一度思い返してみるのも
良い勉強になるに違いありませんね。
勿論、俳句にも通じることです。
どこかに未来への指針が
埋もれているかも知れませんね。

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「おしゃべりHAIKUの会」上野貴子
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