2017今月の草花

10月  彼岸花

彼岸花大地の火花田んぼ道

 

【紅葉で森林浴】

もうすっかり秋ですね。野山が少しずつ色付き始めますが、このところの気候の変化に秋の紅葉は以前より遅くなりました。今年は秋らしく涼しくなるのが早く感じますが、紅葉は果たしてどうなるでしょうか。
秋になると楽しみな紅葉は、とても美しく野山や森で観賞することが森林浴になるのですよ。森林浴と聞けば初夏の新緑の頃がすぐに思い浮かびますが、常緑樹の多い森ばかりではなく、秋の紅葉を楽しむことも、やはり森林浴のひとつです。
森林浴は、日常のストレスが解消されるだけでなく、人間の体にさまざまな効果をもたらすことが解ってきているようです。
日本は四季折々の自然の変化が美しい島国です。そこで森林浴という言葉は、日本が発祥なのです。意外ですね。森林セラピーとか東洋医学に昔からあるのかと思いますが、この「森林浴」という言葉は日本から生まれたとのことなんです。
長野県上松町に樹齢200~300年ほどのヒノキが林立する森があり、そこで林野庁が1982年にイベントを開催したときに、初めて“森林浴”という言葉が生まれました。“海水浴の森版”という意味で、森の中でストレスを発散させる成分を浴びることが目的でした。
その後、このイベントをきっかけに“森林浴”が広がり、現在では、医学の論文などでも「森林浴」という言葉が日本を発祥に広がっています。
日本では、自然を大切にする文化がとても多く親しまれ四季を通してさまざまな行事があります。
紅葉も確かにそんな森林浴のひとつに違いありません。小川のせせらぎや鳥の声とともに人間をリラックスさせてくれて、神経にとても良い効果があります。これは確かに日本人なら誰でも納得しますね。ところが、もうひとつ驚くことに、この森林浴は、ガンの予防にもなるかも知れないのです。森林浴をすることで、がん細胞を攻撃する力を持つと言われるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性が上昇することや、ストレスによる免疫抑制を解除してくれることが証明されています。勿論、アンチエイジング効果もあるのです。
やはり昔の人は賢いですね。自然と共に生きることが人間には大切です。秋の紅葉の季節には、たっぷりと森林浴を楽しんで、心も体もリラックス出来たら、健康そのものです。こんな贅沢な秋の楽しみ方は他にありませんね。これから来る紅葉の季節がますます楽しみです。