芭蕉と旅

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芭蕉と旅

毎朝「今朝の一句」で松尾芭蕉の俳句をご紹介しておりますが、芭蕉は「人生は旅のようなものだ」といっています。

40才を過ぎたころから何度か有名な旅に出ます。

41才の時に「野ざらし紀行」を書いた旅にでます。故郷伊賀上野への門弟千里との旅です。

44才の時に「笈の小文」の旅、深川から伊賀上野を経て明石までの旅と言われています。

46才の時にはいよいよ有名な「奥の細道」の旅に出ます。深川の芭蕉庵から奥州、北陸を巡る旅です。

これらの3つの旅の紀行文が芭蕉の代表作と言われています。

「野ざらし紀行」では、野ざらしになって死ぬ覚悟の旅であったと記してあり、
「笈の小文」では、旅を楽しむ心境になれたと言っています。
そして、「奥の細道」で、これまでにないきつい旅を覚悟の出発であると言っているようです。

芭蕉は旅の俳聖と言われていますが、この代表される3度の旅で俳諧の道を広め、門弟を作ることも目的でしたが、むしろそれよりも旅そのものが、自然の心をとらえ、自分を見つめ、風雅の道を極める俳諧師としての己のための修業の場と考えていたようです。

秋は誰でも旅に出たくなる季節ですね。こんな季節には、芭蕉は、何故、旅の俳聖なのだろうかと自分なりに考え直してみるのもまた面白いかもしれません。

今朝の一句では、まだまだ松尾芭蕉の俳句をご紹介してゆきます。お楽しみに。

(2016・10・12)

2016年10月12日 | カテゴリー : 俳句 | 投稿者 : takako