月末定例句会10・19

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10月は第五週まであるので、19日が句会となりました。ちょうど三茶大道芸のお祭りで、「おしゃべりHAIKUの会」もブースで参加致しました。

今回は最高得点句がばらけてしまいました。

柿の実をからすつついて甘み知る・・・・秀子

軒下で甘くなるまで柿暖簾・・・・綾

秋海棠夕陽の沈む影落とす・・・・貴子

柿はなぞ食の脇役干して良し・・・・ひろみ

 

 

 

FaceBook俳句大会を終えて

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16  新緑を手に摘み取って食べてみる

17  にんべんに本を持たせてからだ(体)となる

42  葉桜の路地をたずねて書道館

47  額あじさいもしかしたらばお花のUFO

83  南風天風いざななふ熱気球(トルコ旅行記念)

115 彼の歌で耳ふさいでる風の中

128 出たよ出たおばけ屋敷に稲川淳二

134 日の落ちて待つ人ありて秋簾

215 盆おどり昔も今も同じ歌

245 246(にーよんろく)秋風うけて鎌倉へ

2014年は初めてのFaceBook俳句大会でした。とうとう実現できました。なんとかぎりぎりの発表会パーティーの当日でしたが、応募総数が思ったよりもはるかに多かったため、素晴らしい発表会となりました。各賞はその席でFaceBook上と同日に発表になりました。賞には入らなかったのですが、とっても面白い素晴らしい句が沢山ありましたので、ここにご紹介致します。(受賞外なので名前非公開とします。)

この中ではエントリーNo42No134No215の句はとても整った素晴らしい作品です。

またエントリーNo83のような句は、まさしく旅行記念の句で、とても嬉しい応募です。素敵な記念だと思います。

このように、ここに上げました句はどれも、みずみずしい感性と型にはまりきらない自由な発想の句で、他の応募句も届くたびに脱帽致しました。こうした句は読んでいてとても楽しいです。応募総数246句。今年は4月7日にFaceBook俳句大会が決定してからの募集でしたが、来年に向けて、すでに応募を開始致しました。来年は俳句記念日制定に合わせて8月19日に開催予定です。皆様どしどしご応募ください。

2014年度応募句一覧

1荷の届き封開け新茶香りをり

2爪の先 痛みて辣韮洗い終え

3蚕豆を剥きて青さの香の立ちぬ

4さみだれねこんなおことば使ってみたい(初めて記念日)

5五月晴れ日傘忘れて大火傷

6お母さんお願いだからまた会いたい(母の日)

7わが人生この夫(つま)ありきで大当たり

8札入れに封印されてる若きわれ

9ほんとうね ぼくは死なないと 若き父

10雨上がり 白き蜜柑の 花香る

11かたわらに 友舞台にも友 この至福

12軽やかに タップタップタップ 嬉し友

13風船が 空中にとどまる 超絶マイム

14共演者も われ忘れてる 超絶マイム

15暗転も 舞台の効果 面白し

16新緑を 手に摘み取って 食べてみる

17にんべんに 本を持たせて からだ(体)となる

18ふくしまの子ら 守ろうとしない この国の絶望

19電気なんぞ いらぬ朝焼け 日が昇る

20停電を みな忘れてる IT社会

21あたらしい 焚書坑儒か 電源切れる

22いつまでも あると思うな 電気と空気

23白丁花(はくちょうげ) あなたを愛でる 人もいる

24アイス食べ車走らせ爽快道

25五月雨も走って爽やか湘南道

26新緑は 目に良ししかし まぶしすぎ

27路地裏に爽やかな風道祖神

28憧れの 爽やかな家庭 水越家

29紫陽花を 友携えて 淡き濃き

30庭のよと 紫陽花抱え 友の笑み

31紫陽花を お茶受けにして 昼の宴

32かえる鳴く うれし懐かし ふるさと悲し

33天然の エアコン楽しむ さつき晴れ

34ノマドなる スタイル 友ら 地球人

35子規庵の庭に小さき糸瓜花

36子規庵の庭をちこちの蚊遣香

37汗ぬぐひ歩みも緩む鎮守森

38不忍の池のほとりの若葉もゆ

39若葉もゆ道をかけだす子供たち

40雨あがりとなりの庭の若葉もゆ

41木々の葉の揺れる谷中路風光る

42葉桜の路地をたずねて書道館

43子規庵のそぞろに垂れる藤の種

44ありがとういつも笑顔であろがとう

45木漏れ陽の午後にふさわしカヌレの香

46あじさいや園児の顔にみえてくる

47額あじさいもしかしたらばお花のUFO

48紫陽花や子らの笑顔溢れけり

49梅雨空もハワイのラジオで爽やかに

50蔦の葉の風を暑さのお見舞いに

51紫陽花や 雨でもかせぐ 鎌倉のまち

52 あじさいの ブローチ自慢 迎え梅雨

53梅雨冷えに 迷うしあわせ 家族の寝具

54なめくじに 殻つけたしと 幼き息子

55亡き母の 愛かと思える 危機回避

(—助かった、おかあさんありがとう。の記念)

56稽古あと 談は宴に梅雨の入り

57枝元に雨の雫や柿の花

58短夜に土産の飴をかじりをり

59カヌレ食べ語るビジョンに笑みこぼれ

60汗ばんだ靴に紫陽花梅雨を知る

61隠れたるあじさい名所わが陋居(ろうきょ)

62夏支度 去年(こぞ)よりはるかに 若返り

63JRの席ゆずってもらった異国の人に

64サングラス似合った頃もあったはず

65かき氷しかなかった峠の茶屋 ーー(夏山の思い出)

66リストラも小さな事かと額紫陽花

67今朝もまた猫と挨拶夏の庭

68ヒヨ(鵯)の来て物干す我と目の合ひぬ

69彼(か)は誰そ`ニセ`アカシアの白き花

70六月のカラーのつぼみ光る露

71パーティの 主役は皆を ハグると宣言(メディカツ200回記念日)

72パーティの さいごは主役に ハグをされ(メディカ73ツ200回記念日)

74夕立や 昔無くした 傘いずこ

75夕立や 予報信じて 干し物セーフ

76雨やどり 恋人たちの 軒の下

77雨やどり 新しき靴 白き靴

78 雨やどり 若き社員の 上目が似合う

79ハワイでは 夕立演じる 二重虹

80友の爪 やはりサッカー色に なっている

81うぐいすが 起こしてくれる 夏の朝

82誘われて 参加しますと 返事初夏

83南風天空いざなふ熱気球(トルコ旅行記念)

84水無月にきょうふるかなと梅雨の空

85夏の雲物干し上がり妹と見る

86自分の句素敵な文字で書きたいな

87こんなことしてくれたこと蛍の灯の

88恋ひとつ 見上げた雲 ふるさとの夏

89 恋ひとつ 三年(みとせ)経た秋 終わらせる

90恋ひとつ 逃れてきたの 東京の秋

91七夕や 浴衣を着せて 離乳食

92恋ひとつ 捨てて拾った 御茶ノ水の街

93過去のこと そういう人こそ 好きなんだって

94夏の海 働く教え子 真っ黒けのけ

95初盆の にぎわう仏間 寂しき心

96初盆の 幾人(いくたり)か増えつつ 老いゆくの

97精霊流し 川辺の詩情 阻むコンクリ

98ふるさとの家 姿なき父母(ちちはは)なれど 笑顔がみえる

99海ひらく お隣さんは ハワイなの

100宙(そら)ひらく お二階さんは お月さま

101蓮のすし ほわりと持つ手は 祈るごと

102銀座にも浴衣軍団人に酔い

103夏の日のこぼれんばかり咲いている

104汗まみれ臭さの中でなめつくす

105臭いほど異性を魅了ドリアン君

106ドリアン食いこんなはずではシャムの国

107初めてのドリアンの味夏の午後

108ドリアンを話の種に種しゃぶる

109My name 右から読めば ARUMANI

110銀座路 我が名と見まごう ARMANI

111早朝の 支援礼電話あり 原発除染処理仕事前

112空から 海から地底から 人間からも攻撃か

113台風や 戦争貧富偏見差別 もろもろ悪を吹っ飛ばせ

114夏空や 我の名を呼ぶ 人在りて

115彼の歌で 耳ふさいでる 風の中

116石榴酒を 作ってみたき 夏の宵

117支援の食器 包む新聞紙 原発記事を避けながら

118三重苦 津波原発 東電の仕打ち

119向日葵の声が聞きたし十五日

120亡き母の 喜寿を祝いて 注ぐビール

121会談夜(かいだんや) 怖いふりして しがみつく

122名店の パンを求めて 並ぶのか我(湯河原の有名パン店「ブレッド&サーカス」を訪れた記念)

123 真鶴の 舳先にカッパ TAROさんが呼んだ(「真鶴アートミュージアム」を訪れた記念)

124小さな手 蝉つかもうと 汗握る

125うれしうれし 4人目の孫 いえ、友人の

126汗の質 変わる写真に 謎の顔

127暑い日の 赤城しぐれと 蝉時雨

128出たよ出た おばけ屋敷に 稲川淳二氏(スペシャル選者を記念して—いちばん怖いかも)

129ゆうゆうと 一番乗りの 赤とんぼ(目の前を一匹の赤とんぼがゆったりと横切っていきました、敗戦記念日)

130うれしうれし 俳句記念日 花火が祝砲

131行く雲を見送りている川の土手

132稲川淳二 みんなで聴けば 倍怖い

(怪談の面白さは、一人じゃなくて、みんなで聴くこと)

133出たよ出た 湯船の縁に 稲川淳二

(怪談ナイト観た方には、わかる!)

134日の落ちて待つ人ありて秋簾

135野辺行けばお地蔵様と百合の花

136しべ取りて百合整えし稽古前

137蛍狩り、あずは宴のひとしきり

138遠雷を聞いて歩早む夕支度

139水蜜桃指さきに残る甘い香

140すすき伸び仙石原の秋はじめ

141長袖のおしゃれが映える秋初め

142水蜜桃かわいい姿にとげがある

143草の穂が風に揺れてる秋初め

144栗の実がたわわにみのり秋はじめ

145蜩の鳴き声響き樹々の風

146子供達水蜜桃はごちそうだ

147店先で食べ頃探す水蜜桃

148霧の間に雲海ヒカル山景色

149水蜜桃おいしい顔がほとばしる

150通学路賑わい帰る秋初め

151秋初め朝な夕なにカナカナと

152百日紅空気のとまる紅一点

153聞き終えてお次は自分が稲川淳二氏

154桃の種植えてみようか阿蘭(オーラン)のように

155縁側で 食べた西瓜の 種から芽

156びわの種 いつしか大木 切らざるを得ず

157びわの字は 枇杷よりびわだ 形が似てる

158プロヴァンス シアワセ運ぶ 蝉の声

159シエスタの目覚まし時計蝉の声

160敬老日隣の犬は写楽顔

161秋の蝶翅に健康保険証

162子の遊び古きを語る草相撲

163父母となりて子を抱く盆踊り

164花笠踊り日本一かと練り歩く

165新米供へて独りお仏前

166厳島舞楽奉納鹿の声

167夏山に鹿の跡かと名残り雪

168白桃の産毛光らせ並びおり

169桃の種やけに紅色主張せり

170秋はじめまだまだ布団が邪魔な朝

171秋はじめ木の葉の影に実を見つけ

172一輪でも薔薇という字に相応しく。

173雨の輪を蓮の陰からミズスマシ

174薔薇ガーデン背中で過ぎる若イヤホン

175アオサギや抜き足差し足雨に魚(うお)

176夕焼けにフラッシュバック夏の浜

177時も音も 虫も変わりて 秋告ぐる

178ふれられるあいだにふれよ月見草

179名月や スーパームーン 十六夜

180十六夜 スーパームーン 世(夜)は晴れる

181花火客 その美しさに 酔いしれる

182天然の 持ち味冴える 貴子姫

183辛くとも 最後のひとふで 幸せに

184辛くとも かるく流して 幸(さち)となれ

185口を吐(つ)き 弱音を吐かねば 夢叶う

186名月や 透き通る夜 ひとりじめ

187名月や まずもろともに ひとしなみ

188電気なんぞいらぬ名月心に映ず

189電気なんぞいらぬ朝焼け日が昇る

190名月やあなただけはそのままで

191ふとわれに 一息つかせし 秋海棠

192秋空に 浮かぶ雲見て 綿飴か

193退院の知らせを待ちぬ葉月かな

194イヤホンをくるくる巻いて鰯雲

195遮断機の先は十六夜父の待つ

196朝霧に後に寂しい田圃かな

197刈り後に餌をもとめる白鷺か

198窓開けて入りし風に秋感ず

199収穫に天気気になる秋の空

200いただいたアンスリウムは恋の花

201蓮根の穴からのぞく風景は

202椎茸を娘嫌がり香り立つ

203ラディッシュおまえ20日で出来るのか

204夏野菜一口噛めば頬ゆるむ

205夏野菜動物になり父母を呼ぶ

206夕立に雨宿りして風情あり

207黒い雲立ちこめぬ間に雨の音

208冷風が合図のように雷雨なり

209唐辛子一口噛んで涙する

210手長蝦雨つぶあたり動き出す

2110点の答案用紙赤とんぼ

212鈴虫の腹に染み入る七十路

213コスモスの揺れる笑顔に恋をする

214祭りの夜太鼓囃子に気もそぞろ

215盆おどり昔も今も同じ歌

216菜の花の畑の香り誘われて

217香り立つとうもろこしの屋台かな

218ひらひらと花舞い落ちる桜酒

219しなやかに風に漂う柳の木

220山葡萄歩き疲れて誘惑す

221葡萄の木どんな花かと期待する

222涼しげに夏の着物はやせ我慢

223松描き思いを馳せる松島を

224夏の日に汗をカキカキ墨絵かな

225新鮮なカブの浅漬け食べたいな

226衣替え袖を通さず箱の中

227人生はいばらの道に薔薇が咲く

228くぐり抜け水草の中めだか達

229ひらひらと金魚たちの舞う姿

230岩山に蜩の声こだまする

231菊の花しだれる姿高貴かな

232産地からいただく秋を絵手紙に

233満月に話が弾み夜深し

234水面に映る姿は赤とんぼ

235十五夜にうさぎを想い月愛でる

236月明りお団子を食べてすすきの穂

237名月に浸れる余裕持ちたいな

238花火観て短い人生(とき)を想うかな

239たわむれる楽しい時間笑顔かな

240さとぴよの心に残る秋のラテ

241嬉しいな初ユーストの秋の朝

242ムクドリの餌となるのか蝉達よ

243カキの実の食べ頃知るか小鳥たち

244いつのまに駆け足になる246

245246(にーよんろく)秋風うけて鎌倉へ

246満月が楽しみになるあと幾夜

沢山のご応募有難うございました。

【10月の兼題】発表

10月の兼題が決まりました!

「柿」「秋海棠」です。いよいよ秋らしくなりました。野山へ散策に行くのが心地良い季節ですね。

2014年10月3日 | カテゴリー : 俳句, 新情報 | 投稿者 : takako